冷蔵庫にある食材でレシピをAIに聞くとき、毎回こんなことをしていませんか。
- 冷蔵庫を開けて、中身を思い出しながら食材を打ち込む
- 「簡単なものがいい」と付け足す
- 家にある調味料を書き並べる
- それでも揚げ物を提案されて、作る気をなくす
食材の顔ぶれは毎回そんなに変わらないのに、毎回おなじことを書いています。
そこで作ったのが「れいぞうこレシピ」です。
どんなアプリか
冷蔵庫にある食材から、レシピをAIに聞くための指示文(プロンプト)を組み立てるアプリです。
大事な点なので先に書いておくと、このアプリ自体はレシピを作りません。 AIに渡すための指示文を作るところまでを担当します。できあがった文をコピーして、普段お使いのAIに貼って使ってください。
そのぶん、登録もAPIキーも不要で、どのAIでも使えます。
使い方
1. 冷蔵庫にあるものを選ぶ
カテゴリごとに食材が並んでいるので、あるものをタップします。数量も賞味期限も入れません。 「豚こま肉がある」とAIに伝われば十分だからです。
一覧にないものは、その他の欄から追加できます。追加した食材は次回から一覧に並びます。
2. 使い切りたいものは、もう一度タップする
選んだ食材をもう一度タップすると赤くなり、「優先」の印が付きます。
期限が近いもの、半端に残っているものはここで指定します。指示文には「これを必ず使うレシピにしてください」と入るので、その食材を中心にした提案が返ってきます。
もう一度タップすると解除されます。タップするたびに、選択 → 優先 → 解除と切り替わる仕組みです。
3. どう作りたいかを選ぶ
手間のレベルを3段階から選びます。人数と、仕上がりの希望(さっぱり、作り置きしたい、など)も選べます。
その他の事情がある場合は、自由に書き足せます。
4. コピーして、AIに貼る
「指示文をつくる」を押すと、指示文が組み上がります。コピーボタンを押して、AIの入力欄に貼るだけです。ChatGPT・Claude・Geminiを直接開くボタンも付けています。
なぜ作ったか
自炊は基本的に毎日します。そして献立を考えるのが面倒な日があります。
そういう日はAIに聞いていたのですが、返ってくるレシピが作れないことがよくありました。特に多かったのが揚げ物です。平日の夜に油を用意して、温度を見て、後片付けまでする気力はありません。手の込んだソースを作らせようとしてくるのも同じで、材料が家になかったりします。
理由は分かっていました。食材だけ渡すと、AIはその食材を最大限に活かそうとするからです。料理としては正しい提案なのですが、こちらの事情を知らないので張り切ってしまう。
毎回「簡単なものがいい」「揚げ物以外で」と付け足していて、これを毎回書いているなと思ったのがきっかけです。
こだわったところ
作れる範囲を、数字で伝える
「簡単に」だけでは足りません。AIにとっての簡単と、疲れて帰ってきた人間にとっての簡単は違います。
そこで手間のレベルを選ぶと、指示文に具体的な数字が入るようにしました。
- とにかく簡単に:工程3つ以内、15分以内、フライパンひとつで完結
- ふつう:工程5つ以内、30分以内
- 手をかけてもよい:制限なし
この条件があると、揚げ物はほぼ提案されなくなります。 工程が多く、時間もかかるからです。料理名を禁止しなくても、条件から自然に外れます。
「フライパンひとつで」を入れているのは、作る気力を左右するのは洗い物だからです。工程が3つでも、鍋とフライパンとボウルを使うなら負担は大きい。
持っていない調味料を使わせない
AIは、調味料は当然あるものとして書きます。オイスターソース、ナンプラー、豆板醤。ひとつ足りないだけで、そのレシピは作れません。
そこで使える調味料をチェックで選べるようにしました。外したものは指示文から消え、「これ以外の調味料を使わないレシピにしてください」という一文が入ります。
この設定は保存されるので、一度整えれば次回から触る必要はありません。
手順の書き方まで指定する
地味ですが効くのが、これです。指示文には必ず「工程は番号付きで、1工程を1〜2文で書いてください」と入ります。
同じレシピでも、手順が長い文章で書かれていると難しく見えます。読むのが面倒だと、作る前に気持ちが折れます。 番号付きで短く書いてもらうと、簡単な料理はちゃんと簡単に見えます。
もうひとつ、「特別な調理器具を使う場合は冒頭に書いてください」という条件も入れています。手順の途中でオーブンが出てくると、そこで詰むからです。
2回目からは、ほとんど触らなくていい
選んだ食材、調味料の設定、手間のレベルはブラウザに保存されます。次に開いたときは前回の状態から始まるので、変わったところだけ触れば済みます。
冷蔵庫の中身は、毎回すべてが入れ替わるわけではありません。買い出しの直後にまとめて選び直したいときのために、「すべて外す」も用意しています。押し間違えても取り消せます。
一方で、仕上がりの希望や自由記入の欄は保存しません。次に開いたときに前回の事情が残っていると、かえって邪魔になるからです。
Geminiだけ、動きが違う
ChatGPTとClaudeは、ボタンを押すと指示文を持った状態で開きます。
Geminiは指示文を直接渡せないため、コピーしてから開く動きにしました。ボタンを押すとクリップボードにコピーされ、Geminiが開くので、入力欄に貼り付けてください。画面にもその旨を表示しています。
黙って空のGeminiが開くと不具合に見えるので、そこは伝えるようにしました。
もっと詳しく知りたい方へ
AIにレシピを聞くときのコツについては、別の記事で詳しくまとめています。このアプリを使わない場合でも役立つ内容です。
AIにレシピを聞くときのコツ|作れないレシピが返ってくる理由
使ってみてください
登録もインストールも不要です。
アプリのように使いたい方は、アプリをホーム画面に追加する方法もあわせてどうぞ。
ほかにも日常のちょっとした場面で使えるアプリを公開しています。よかったらアプリ一覧もご覧ください。
本アプリが生成するのはAIに渡すための指示文であり、レシピそのものではありません。AIが提案したレシピの内容は、必ずご自身でご確認ください。加熱の目安や生食の可否など、事実と異なる場合があります。食物アレルギーのある方は、材料をよくご確認ください。AIはアレルギーに配慮した提案をするとは限りません。入力した内容はお使いのブラウザ内にのみ保存され、外部には送信されません。ブラウザのデータを消去すると設定は失われます。


コメント